ポコのお迎え(1人目)
ペコ2歳ぐらい にほんブログ村 //
ついに産まれてから1週間後、縁組前提の委託が決定したので病院に迎えに来てくれとの連絡を受ける。病床の都合があり出来るだけ早くとのことだったので、では明日行きます。とした。仕事なんかどうでも良かった。 明日の夜には子どもが家に来る。急いで深夜…
名前をつけて欲しいとのことだったので、3日ほど考えた。考え抜いた。奇をてらわず男らしく優しい名前を考え伝えた。一応画数も気にしつつ。 そしたら後は何もすることがなくなった。実はこの時、産みの親側にまだ迷いがあって翻意(意見を変えること)の可能…
チチの電話が出張中に鳴った。 「受託してもらいたい子どもがいる。1週間後に産まれる予定です。」 慌てて路肩に車を停めて話を聞く。すぐにハハに連絡。勿論受けよう。折り返す。お願いします。では細かいことはまた連絡します。とだけ。 この日どうやって…
紹介してもらったB事業者とはすぐに会うことが出来た。彼らは形式的な書類だけでなく実際に会って感じる感覚に重きを置いているように思えた。彼らはキリスト教を基本的な哲学としているが、クリスチャンであってもそうでなくても同じように対応されているこ…
児童相談所の扱う特別養子縁組件数は比較的少なく、里親登録者数はかなり多い。里親登録をした後、何度か養子縁組前提の委託可能な子どもがいますが立候補しますか?という連絡があり、その全てに手を挙げたが全てダメだった。 可能性を広げる為に民間の仲介…
養子を迎える為には行政と民間の二つの方法がある。まずは行政からの方法を選び、特別養子縁組里親になるための登録をした。 数日間の里親研修の内容は素晴らしいものだった。児童相談所職員や児童心理学の教授、先輩里親などが、要保護児童を取り巻く社会的…
チチは児童養護施設の設計をしていた。要保護児童がより家庭的な養育を受けられるような施設の設計をしていた。その設計作業中に色々な児童養護施設を見学した。中には本当に素晴らしい理念を持って運営されている施設もあった。そこにいる子どもたちと遊べ…
ハハはチチとの結婚前に乳がんを患っていた。女性ホルモンに反応するタイプのがんだった為、妊娠は命の危険があった。結婚して家族をつくりたかった。じゃあ養子を迎えよう。その為に出来ることをしよう。そう二人で話して結婚した。 迷いは無かった。それ以…
・血縁へのこだわり ・児童養護施設の子ども ・里親登録 ・仲介事業者探し ・面談、研修、待機 ・一本の電話 ・命名/翻意 ・ハハ育休取得 ・チチ起業する ・親族の反応